続・ご近所ジョジョ物語
ポルナレフ編・第1話「麗しのぉ〜!」

                       

ポルナレフ:それは突然俺の心に飛来した!こここここっ、!これはッ!
      そう、恋だ!
      ああ、この胸の高鳴り〜ッ!伝えていいものなのか・・・俺の騎士道において、
      あの人を守りたー――――い!


小さな四畳半でじだばたしているこの男。
名前はJ・Pポルナレフ。
大学に通う、気合い十分の学生。


ポルナレフ:でもよー。まさかここに来て始めてのバイトでだよ、
      あんな人に出会っちまうってのも、運命かなぁ〜!!
      これは運命だったんだよ・・キミの白馬の騎士になりたいんだ。
      ああっ、ポルナレフ様、貴方の魅力にメロメロです〜!
      なぁんちって!うひょー!!


携帯電話に向かって一生懸命話している。


ポルナレフ:で、お前はどうなのよ、その後。
      そうそう、式にでらんなくってご免な、
      ちょうど受験だったんだよぉ
      え?同棲?!やるじゃん!しっかし世の中ってのは不思議だよなァ!
      だってよ、お前、まさか俺は男と同棲するだなんて思いもよらなかったって!
      で、こないだの式だろ?
      いやいや、偏見じゃねぇよ、お前が楽しいなら俺はそれで満足だからな〜


電話の相手は・・・・


ポルナレフ:今度会おうぜ、ラバーソール。


ラバーソールと同級生だったのだ。
高校生からの付き合い。
同じ剣道部で、ライバルでもあった。


ポルナレフ:じゃあな、これから俺バイトだから〜ん!
      そうそう、麗しのキミに会いに行くんだよぉ


そう言って電話を切る。


ポルナレフ:さってさて。と、メシくって、着替えて。時間はぎりぎりってトコかな。


カップラーメンを作って、それをすする。
当然自分で料理なんてした事がない。
そして、バイトの制服に着替える。
セイベデパート。
そう名の入った名札を胸につけ、コートを羽織る。
セイベデパートの麗しのキミ・・・・・・って、それってまさか・・


ポルナレフ:おはようございます!今日もよろしくおねがいしまっす!
    鈴:ア、おはようですポルナレフさーん!
ポルナレフ:音羽さん!俺なんでもやりますからッ!なんでも言ってくださいね!
    鈴:有り難う!頼りになるなぁ〜じゃあイロイロお願いしちゃうぞ―


音羽鈴。
そう。
デーボの奥様(?)だったのだ!
そんな事は露知らず、にこにこしながら仕事をするポルナレフ。
もちろん、鈴もそんなことには気付かない。


波瀾の、予感だ・・・・・・・。


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