そしてそれはその夜にやってきた!!!
久しぶりに、一般的な時間に布団に潜る
DIOとヴァニラアイス。
二人が眠りについた頃。
外の月明かりがまぶしい夜。
玄関の扉のガラス部分に写る人影・・。
DIO:!(飛び起きる)だれだ?!
しん、と静まり返る空間。
びくっとしてヴァニラアイスも目を覚ます。
ヴァニラアイス:どうなさったんですか・・・・・あ?!
DIO:だれか、いる・・?
ヴァニラアイス:人影が写っていますね・・。
DIO:不気味だ・・・な・・。
ヴァニラアイス:DIO様・・・何者でしょう?
DIO:く・・・・っ、わからん・・。居るのは感じるのに気配がないとは・・・・。
ヴァニラアイス:き・・気味が悪いですね・・。
DIO:見てくる。
ヴァニラアイス:やめてください!何かあったらどうするんですか?!
DIO:大袈裟だぞ、アイス。
ヴァニラアイス:でも、この間、きいたんです。このへんは・・・・
DIO:な・・なんだ?
ヴァニラアイス:でるって・・・・・
DIO:なにが?!
ヴァニラアイス:幽霊です〜!!!
DIO:そそそそそ、そんなわけが・・・・あ、あるか!!
ヴァニラアイス:あ!うごいた?!
DIO:(ヴァニラアイスの声に驚く)!!!!お、驚かすな!
ガラス越しに写る影が、ゆっくりと動く。
そして、車の走り去るおと。
DIO:車のライトに照らされただけじゃないか!
ヴァニラアイス:でもびっくりしたんですよ〜!!
DIO:このDIOまで驚かすな!!
ヴァニラアイス:でもDIO様、ライトに照らされたということは!
DIO:実体があるというわけか・・。
ヴァニラアイス:新手のスタンドでしょうか・・。
DIO:しかし、不気味なほど動かんな・・・
ヴァニラアイス:こちらの様子をうかがってるんでしょうか・・。
DIO:下手に動けんな・・。
ヴァニラアイス:まさか!!
DIO:なんだ?!
ヴァニラアイス:妖怪?!
DIO:何を言い出す!
ヴァニラアイス:でも、でも!!日本には、妖怪と言って、人を脅かして、
相撲を取り、勝つと油を舐めながら腹踊り、
負けると枕を取って吹雪を吹くという妖怪が居るらしいですよ?!
DIO:本当か?!まさか、それが来ているとでも・・・?!
ヴァニラアイス:ありうる、と言うことです!!
DIO:勝てる気がしない・・・日本。侮りがたし!
ヴァニラアイス:どうしましょう・・・・
そのまま動けないDIO達。緊張感が張り詰める。
動かない空気。時間だけが刻一刻と流れる・・。
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