ご近所ジョジョ物語
第1話・通り魔の毒牙?!

                       

  テレビの声・・・
                     「臨時ニュースです。世間を騒がせている通り魔がまた現れました!」
                     「今日朝7時ごろ、神奈川県在住のTさんが子供に・・・・・・・」
              

        デーボ:俺が言うのもなんだが・・物騒な世の中になったもんだよな・・。
       エボニー:まったくだゼェ!サイテーでゲロハキソーーーー
        デーボ:通り魔か・・・。
       エボニー:んな奴ァ俺様の敵じゃぁねぇなァ?!・・・・ア〜〜!!ヒマダァッ!!
        デーボ:・・・・・一人でしゃべってると、バカみたいだな・・。
            仕方ない・・・ここんとこ殺しの仕事もないし・・。気分転換にでも行くか・・。

               
                とおりを歩いていくデーボ。すれ違う人がみんな目をそらす。
                大きなケースを抱え、傷だらけの男が歩いている。異様な光景・・。
                普通の道。電信柱。あやしい飲み屋の立て看板。その向こうに・・。

               
        デーボ:・・・・?(不意に立ち止まり、あたりを見まわす
            なんか妙だな・・。つけられているような・・しかし・・・。
            誰もいない・・・?


                 うす曇りのそら・・・。かすかに出ていた太陽が雲に閉ざされる。
                 昼間の暗闇。建物の影が薄くなる・・。

              
        ???:もらった〜〜〜〜〜っ!!ヒャヒャヒャハハハハハハー!
        デーボ:?!!!!その声は・・・アレッシー?!

              
                 ガコン!デーボの持っていたケースが跳ね飛ばされ、
                 目の前が暗くなる・・?!
                 一瞬の暗転。
                 目の前が開ける様に明るくなる・・・。
                 そこには、子供と化したデーボと、
                 薄笑いを浮かべるアレッシー。

       
        デーボ:・・・・・・?あ・・?
      アレッシー:ハーーッハッハッハッハ!久しぶりだねェ?最近どぉ?ヒャッヒャッヒャ〜!
            ここんとこ、俺様ってばハイ〜!ん〜?心持良いかんジィ〜??
        デーボ:ハァ?おまえなに言ってんだ・・。
            ん??あれ・おまえそんなに、背が高かった・・・?
            !!・・・て・・・・・てめぇぇぇぇ?!
      アレッシー:んっふっふ〜。今ごろ気づくなんておばかさんだねェ。
            知能もガキに戻ったってかぁ?

                  
                 一瞬の暗転の後からすでに子供と化していたデーボ。
                 アレッシーがナタをするりと出す。

     
        デーボ:てめぇ?!俺に何の恨みがあって・・?!
      アレッシー:あらららら〜?何の恨み〜?恨みなんてないよん?
        デーボ:んじゃ元に戻せ!このボケナス!
      アレッシー:いやだね〜
        デーボ:・・・・・・っ!おい!待って・・・ 
            

                  セト神(スタンド)が斧を振り上げて迫ってくる。
                  その後からナタを持ったアレッシーが・・・・。    
                 

        デーボ:通り魔ってのはテメエかっ・・・
      アレッシー:ん〜ん〜♪
        デーボ:・・・トチ狂いやがったか?!
      アレッシー:はーい。気持ち良くイキましょうね!どこが良いかな?どこを裂かれたい〜?
        デーボ:ひ・・・っ。やめろ!
      アレッシー:逃げちゃ駄目よ〜。(デーボの三つ編みをつかむ)
        デーボ:や・・・やめてくれ!!
      アレッシー:はい!真っ二つになりなァッ!
     
   
                  アレッシーのナタがデーボに直撃しようとしたその瞬間!
                  ふらふらと倒れこむアレッシー・・・。


        デーボ:・・・・なんだよ・・今度は・・?・?
            おい・・・アレッシー・・・??
            (アレッシーを覗き込んで)
            さっ・・・酒くさっ!てめェ、かなり飲んでやがるな?!
      アレッシー:俺様はぁ〜〜。
            無敵だぁ〜・・・・・
        デーボ:この酔っ払いが!さっさと元に戻せ!
      アレッシー:おお?なんだぁ?このがきんちょはぁ〜?!!
        デーボ:な・・・なんか・・この展開は・・またかぁ?!
      アレッシー:俺ってえらいねェ〜?!ガキ〜〜〜〜!ぶった切ってやるゥ!!


                  アレッシーよたよたとではあるが、ナタを振り上げる。
                  エボニーデビルの人形をつかみ、とっさに逃げ出すデーボ。
                  

      アレッシー:ひゃひゃっひゃ〜〜!!
        デーボ:いつもと逆じゃね〜かぁっ!!くそやろ〜!
            スタンドさえつかえれば・・!
      アレッシー:逃げても無駄だよ〜
        デーボ:くそ・・酔っ払いめ〜
            取りあえず逃げきらねぇと・・!
           

           
                                          
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